○発表1 新セルフロック減速機構のご紹介と今後の可能性
(株)庄司歯車エンジニアリング 専務取締役 庄司浩和氏
[内容] 同社の主力製品である新セルフロック減速機構「Shoji-Lock」について、メカニズムの詳細や、カスタマイズした活用事例などを紹介。「Shoji-Lock」は、遊星歯車を採用した減速方法で、太陽光パネルの引き上げ、ドライブライン(車の製造工程)等に使用され、これまで約1,000台が導入されている。会場では50kgの人を載せて、アクチュエータの実演も行なった。今後の活用希望分野として、住宅・建設、医療・福祉、災害対策・メンテナンス分野を挙げた。
○発表2 装置の改造無しで装置自動化を実現
日本電能(株) システムソリューション部 副部長 石川亨氏
[内容] 同社の「Cyber Operator」について解説。半導体製造装置自動化システムの概要、ソフトとハードを紹介した。同製品を導入することで地震災害に強い工場にすることが可能であることを説明した。
○発表3 試作ロボットの制御系開発の共通化概念と具現例
(株)エス・ケー・イー 代表取締役 酒井豊彦氏
[内容] 長年のロボット開発経験から、研究機関とメーカーによる試作ロボット共同開発の流れと、そこで発生する問題点、そのソリューションなどを紹介した。最後に海中ロボット開発の実例を動画を交えて解説した。
○発表4 ロボット応用基礎技術としての、微小アナログ信号の最適化と電力変換技術
(株)A・R・P エレクトロニクスデザイン部 勝治秀行氏
[内容] 同社が持つ高度なアナログ・デジタル信号処理、AD変換処理技術、電力効率化技術などを紹介。総合的な処理技術を有し、ロボット開発(センサ、信号処理系)で同社が出来る事をアピールした。
○発表5 めざせマグマ発電!−ジャパン・エナジーの活用−
サイエンスパーク(株) システム開発カンパニー メカトロ開発センター 西村英伍氏
[内容] 慶応大学・武藤教授と共同で研究をしているマグマを利用した温度差発電についてそのメカニズムを紹介。従来の発電プラント技術が転用でき、マグマ利用の発電量は、新燃岳の場合で原発1.7基分、桜島で5.9基分に相当する。マグマへのヒートパイプ差し込み作業などにロボットの利用を希望している。
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