無線トラブル防止対策について

無線トラブル防止の注意点を頂きましたのでご案内いたします。

協力:双葉電子工業株式会社


送信機の取り扱いについて

アンテナの向きに注意
2.4GHz送信機のアンテナは27MHz用送信機とは指向性が異なり、アンテナの横方向からの出力が最大となり、先端方向が最小となります。そのため、アンテナを立てるなどしてアンテナの先端が機体(受信機)の方を向かないような状態でご使用ください。
折れたり曲がったりしたアンテナは使用しない
アンテナの折れ、曲がり等は通信不良の原因になりますので、破損した場合は正常なアンテナに交換してご使用ください。
アンテナに触らない、金属等を触れさせない
操作中はアンテナを握ったり、金属・カーボン(C-FRP含む)などの導電性のものを触れさせたりしないようご注意ください。
電池、バッテリーの残量に注意
電池の残量メータ(電圧表示)に注意し、常に十分な残量がある状態でご使用ください。
切れ掛かった電池や古くなったバッテリーを使用すると、電源ON直後は十分な残量が表示されるものの、すぐに減ってしまうこともありますのでご注意ください。

受信機の取り扱いについて

アンテナ線を金属など導電性のものに触れさせない
アンテナケーブルが金属やカーボン・C-FRPなどの導電性のものに触れると、誤動作の原因となります。市販のアンテナパイプ等を利用し、ロボットの金属フレームに触れさせないようご注意ください。
アンテナは曲げず、90度の向きになるよう取り付ける
アンテナが2本出ているタイプの受信機は、受信感度の良い方に自動的に切り替えることで常に安定した受信状態を確保しています。
これらのアンテナ(先端の被覆が無い部分)は折り曲げず、真っ直ぐに伸ばしてください。また2本のアンテナがお互い90度の位置に関係になるように配置してください。
詳細は同製品の取扱説明書参照してください。
受信機のアンテナを導電体で覆わない
受信機のアンテナが金属やカーボン・C-FRP等の導電体で覆われていると、感度が低下します。アンテナはできるだけそれらの外側に出るように配置してください。
ノイズ源から離す
受信機本体およびアンテナ線は、ノイズ源となるモータ、アンプ、サーボなどからなるべく遠ざけるように配置してください。

その他

電源を入れる順番に注意
送受信機の電源を入れるときは、必ず送信機の電源を入れてから受信機の電源を入れてください。また電源を切るときは、先に受信機の電源を切ってから送信機の電源を切ってください。
事前に十分な動作確認をする
大会会場に持参する前に、送受信機を使用しての動作確認を十分に行ってください。

以上を参考に、安全なロボット製作を心がけてください。