有限会社 グリーンフーズあつみ

行列ができる伝説のキムチ「おつけもの慶」

代表取締役社長 渥美和幸(右)

取締役催事隊長 渥美朱美(左)

事業内容 青果卸売業、キムチ製造・販売
企業名 有限会社 グリーンフーズあつみ
創業 2003(平成15)年9月
所在地 川崎市川崎区大島3-35-7
電話 044-288-7616
従業員 20名(パートタイム含む)
代表 渥美 和幸(アツミ カズユキ)
URL https://www.kei-kimuchi.jp/

「キムチ」と言えば韓国を代表する料理の一つ。日本でも古くから親しまれてきた乳酸発酵の漬け物である。しかし中には、「酸っぱいのが苦手」、「辛いのが苦手」という声も聞く。慶が作るキムチは「おしんこのように毎日の食卓に」をコンセプトにしている。その特徴は、甘みが強く、酸味が少なく、シャキシャキ感が残っていることだ。日本人の誰もが口に入れた途端に「これは旨い」と実感できるだろう。それでいてコクのある旨みが奥深いために後を引く。まさに毎日食べたくなる病みつきの味、それが「おつけもの慶」のキムチである。

伝説のキムチの美味さの秘訣  

おつけもの慶は、青果店を営む「グリーンフーズあつみ」が2003年に川崎のコリアンタウンに開店したキムチ専門店である。

慶が作るキムチが美味しい理由は主に二つある。一つは、グリーンフーズあつみの渥美社長が野菜に精通していることだ。市内の八百屋に生まれ幼いころから野菜に慣れ親しみ、収穫時期や産地による味・品質の違いを見極める目利きの腕を磨いてきた。生産農家とのつきあいも古く、季節に応じた最高の素材を、各地の農家から日本一の卸売、大田市場の東京青果と共に買付け、契約を結んで取り寄せている。しかも、キムチに適した野菜の理想の姿を生産者に伝えることで、素材の改良にも取り組んでいる。

美味しい理由のもう一つは、キャリア40年のベテランキムチ職人、城野工場長のプロの腕だ。城野工場長が作るキムチは、我々が知っているキムチとは製法が異なる。例えば白菜キムチの本格的とされる作り方は、塩で下漬けした白菜の葉にヤンニョム(いわゆるキムチの素)を塗り、その後に乳酸発酵させるやり方で、一週間程度漬け込むことで食べ頃となる。ちなみにキムチが酸っぱくなるのは時間の経過で野菜の「糖分」がキムチの乳酸菌で分解され、「乳酸」と「酢酸」と「炭酸ガス」が生まれることから起きる現象である。

一方、職人 城野が作るキムチは、野菜本来の旨味を引き出した塩漬け白菜に、慶キムチの素(ヤンニョム)を塗り、すぐに提供することによって、酸味が少なく、シャキッとした食感が残った商品に仕上がっている。さらに、旨みを引き出す為に、他の野菜では下漬けの際に砂糖を使用することもある。「日本人は甘くて柔らかいものが好きですから」と、どうやら特徴的な甘さは渥美社長の計算のようだ。

野菜の数だけキムチはある  

おしんこのように毎日キムチを楽しんでもらうために慶では、飽きのこないキムチの探求にも熱心に取り組んでいる。定番メニューには30種近くの商品を取り揃えているので、ここでその一部を紹介したい。

まずは「王道の白菜キムチ」。渥美社長の確かな目利きと、城野工場長の徹底したこだわりが詰まった王道の人気商品である。本商品は「第一回 川崎S級キムチグランプリ 初代チャンピオン」を獲得したほか、「2018年かわさき名産品」にも認定された。

最も入手が困難なのは、「元祖!おなかいっぱいイカキムチ」。特製ダレで味付けした真イカの中に、イカメシ風に白菜、大根、キュウリなどのキムチを詰め込み、オリジナルのヤンニョムで漬けた商品である。通販サイトの楽天ランキングの食品部門で1位を獲得するほどの人気商品のため、最短で1カ月、最大で6か月待ちの状態である。まさに幻のキムチと言える。

筆者がオススメしたいのは「小かぶのキムチ」。もっちりとした小かぶの柔らかさと甘みは、ヤンニョムとの相性が抜群である。慶の店頭に並んでいることも多いので、比較的手に入りやすいところもいい。女性の人気に商品らしいが、男性にも是非賞味してもらいたい。

定番メニューのほかにも、旬の材料を使った月替わりの商品があり、タマネギ、ニンニク、トマト、ニンジン、ビーツなどのキムチとして珍しい野菜も多い。人から“邪道”と言われたほどの斬新なメニューもある。それでも渥美社長は「どんな野菜でもキムチになる」、「野菜の数だけキムチはある」と力強く語ってくれた。

川崎の伝統野菜「のらぼう菜」を使ったキムチも  

今後の展開について話を伺うと、渥美社長は「神奈川県や川崎市の食材を使って、地元の人たちと連携した商品づくりを強化していきたい」と意気込みを見せた。

カクテキに使われるダイコンは、三浦半島特産の「三浦の青首大根」を旬の冬場に使用しているが、地産地消をさらに拡大するため、横須賀の若手生産者である鈴木優也さんと組んで、見た目も鮮やかな「カラフル水キムチ」をこの冬に季節限定商品として販売した。また、春には「のらぼう菜」を使ったキムチも販売する予定である。

のらぼう菜とは、知る人ぞ知る江戸時代から食されている川崎の伝統野菜である。なばなの一種だが、菜の花ほどクセがなく柔らかくてほんのりと甘い。栄養価も高くビタミンCは野菜の中でトップクラスと言われる。慶のヤンニョムとの組み合わせが今から楽しみだ。

さらに、キムチを使った川崎の新たなお土産の開発にも意欲を見せている。その中身はまだ明かすことはできないが、日持ちがしてお腹が膨れる食品のようだ。「観光バスが立ち寄るようなお土産に育てていきたい」と夢は膨らむ。最後に、行列ができる伝説のキムチの購買方法をお伝えしたい。下記のURLから通販で取り寄せられるほか、市内では「大島上町店」、「渡田新町店」、「グリーンフーズあつみ」の各店舗で購入することができる。横浜では「東寺尾店」、「金久保商店」、都内でも「戸越銀座店」、「蒲田店」の店頭で販売されている。県内百貨店の催事にも頻繁に出店しているので、慶のホームページからイベント情報を確認して欲しい。普段なかなか手に入らない人気商品「イカキムチ」も催事では購入できることがある。

そして、当社のキムチは、平成31年2月、かながわ名選100選に「おつけもの慶 キムチ」として選ばれた。この機会に川崎の伝説のキムチを試されてはどうだろう。

当社製品「元祖!おなかいっぱいイカキムチ」

川崎市産業振興会館
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